サイト管理人のマスヤマです。”イタリア人男性について”を編集していて、まず思ったのは、日本女性ってイタリア男性に、すっごく興味があるんだなぁということ(笑)。
私自身は日本男性で、イタリア女性(男性も…)に、友人関係以上の興味が無いので、”イタリア人とつきあう”という発想が皆無だったのですが、日本女性は、実際には実行しないにしても、”いったい、どうなるんだろう?”というファンタジー的な意味で、考えること自体が楽しいみたいですね。
原則論からいうと、どんな文化でも”ステレオタイプ”というのはあって、国についてじゃなくても、九州男児は”一本気で、逞しい、酒豪(Wikipediaより)”とか、秋田には美人が多いとか、都市伝説の類から科学的に根拠のあるものまで、まぁ、色々です。話のネタとして楽しむ分にはいいけれど、当然のように”個人差”が大きいので、あまり、そのステレオタイプにとらわれるのもどうか?というのが、大人の態度かなという気がします。
それを前提として書くと、まず”マザコン”という日本語のイメージと、”母親思いの傾向が強い”という表現は、かなり違いますよね。マザコンとは、そもそも和製英語で、一般には”大人になっても、母親離れできない、ヤバい男”という否定的なイメージだと思います。もちろんイタリアにもそういう男性は居るんでしょうが、私が見聞きする限り、イタリア男性は”母親思い”ではあるけれど、別に”母親離れできない”という感じではありません。
つまり、”イタリア人男性はマザコン”という表現は、”イタリア人男性は、母親思い”と、読み替えた方がいい場合が多いかな、と思います。日本にだって、”母親思いだけれど、いわゆるマザコンではない”人、いっぱい居ますよね。ただ、イタリア人男性の方が、その傾向が強い、と。私は、そう見てます。
ひとつだけ、ウンチク系のことを書いておくと、カトリック教会では”聖母マリア”に対しる崇敬の念が強いです。イタリアじゅうのあちこちに”サンタ・マリア?◯◯”教会や聖堂があります。また、パリの大聖堂や大学名として、日本でも知られる”ノートルダム”というのは、”我らの貴婦人”という意味で聖マリアのことです。一方、プロテスタントでは、敬意は払うものの、カトリックや正教会ほど重視しません。詳しくはWikipediaなどを…。
イタリアで”母親”が重要視される理由のひとつには、これが確実にあると思います。イタリア人が、日常生活の中で、それを強く意識しているわけではありませんが…。(桝山寛)
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(上記記事への、岡田コメント)
「マザコン」のニュアンスの違いについては、まさにその通りと思います。
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