”イタリア人が薦めるイタリア!”
企画・執筆・翻訳など 岡田直子(おかだ・なおこ):プロフィール
京都生まれ・京都育ち。同志社大学経済学部卒。大阪の製薬会社勤務ののち、’98年渡伊。現在フリーランスのイタリア関連TV・雑誌コーディネーター。取材、執筆、翻訳・通訳等もしています。
主な仕事:取材・執筆
旅, Men’s EX, Departures, Ecocolo, Megane Begin, Bee, Nikkei Magazine, Rolling Stone, Relax巻頭コラム執筆 (終了), Cafeglobe(ウェブマガジン)「ワールドニュース・カフェ」ローマ執筆(終了), amarena, XL Repubblica (イタリア月刊誌), 料理通信 他
翻訳・通訳
2005 Umberto Angeloni著 ”Seducing the Senses” 翻訳
2005・2007 Brioni工場視察通訳
2005~現在 六花亭 クロアチア視察通訳、日本国内通訳、資材輸入交渉 他
イタリアファッションブランド輸入商社 通訳
ウェブサイト翻訳 イタリア語 – 日本語 他
お仕事依頼は、naoko.okada(アットマーク)gmail.com までお願いします。
”このサイトを始めたのは?”
本サイトの共同制作者である桝山さんとイタリアについて話す機会がよくありますが、わたしは当たり前と思っているイタリアについての知識や情報が、イタリアにあまり馴染みのない人にはとても貴重だと指摘され、そうなのかと初めて気づきました。
それなら、いままで交わしてきた雑談的な情報などをまとめ、広くシェアできる場所があればと思いました。日本でイタリアのことは広く浅く知られてい ますが、もう一歩踏み込んだイタリアの姿となると、格段に情報量が少なくなる。その部分のイタリアをもっと日本の人に伝えたいという思いは以前からあった ので、良い機会だと思いました。(岡田直子)
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サイト管理者・桝山寛(ますやま・ひろし):マスヤマは、ファンド・マネージャー、コンテンツ・プロデューサー、キュレーター、大学講師、教育系NPO代表です。
”このサイトを始めたのは?”
えーと、私(桝山)は色々やっていてわかりにくいんですが、基本はファンドマネジャーなので、世界経済については、”生活がかかっている”レベルで、日夜ウォッチしています。生まれも育ちも日本で、日本文化は大好きですから、今後も日本に住み続けるつもりです。
一方、10年以上前からイタリア人に友人が居て、オン・オフ問わず、イタリアにときどき行きます。彼らの来日時には、人を紹介したり、食事に行ったり、また一緒に別の国に行ったりと、かなり親しくなりました。もちろん、イタリア以外の欧州にも友人は居るのですが、ここまでの関係はありません。
私は、日本文化を愛してますが、残念ながら日本経済については悲観的です。端的にいえば、今後、1970年代までのような成長は望めないでしょう。そう感じるのは私だけではないようで、これを書いている2010年12月現在、日本を語る時、多くの場合は閉塞感が漂います。
しかし、イタリアの一人あたり実質GDPは、日本の5割〜8割(為替レートで変動、日本が約400万円、伊は約2万ユーロ)であるにも関わらず、私が直接知っているイタリア人は、人生や生活をとても楽しんでいるように見えますし、食やファッションやアートなどを”自然体で楽しむスベ”を知っているように見えます。
GDPとは、大ざっぱにいうと”国内の投資+消費”を総量として表したものです。私は、これからの日本は、”自殺率が異常に高いような無理”をして”量的”な成長を目指すよりは、”質的な充実”を目指すべきではないかと思っています。
そのヒントになるのが、イタリア人の生活ではないかと感じています。経済学者の池田信夫さんは、自身のブログで”イタリア人のいい加減さを見習って、貧しくても楽しく暮らす習慣を身につけるのが、日本人の最大の課題だろう”と書いています。
もちろん、イタリアにも問題は山積ですし、日本経済がどんどん衰退していいとも思っていません(日本の経済成長に秘策があれば、是非教えていただきたい)。明治以来の”欧米は良くて、日本はダメ”というパターンにも辟易です。日本には日本の”質的充実”の仕方があるはずで、それを大きな目標に置きながら、”イタリア人に色々聞いてみたい”と思ったわけです。
岡田直子さんとは、共通のイタリア友人を介して知り合って、まだ2年くらい。彼女は京都在住で、私は東京なので、実際に会う回数は少ないですが、イタリア語はイタリア人がお世辞抜きでほめるくらい上手く(私がイタリア人と話すときは英語のみ)、イタリアに対しては、愛情をベースにしながらも冷静に見ているところもある稀有なタイプです。
日本の”消費の充実”を目指して、イタリアに学ぼう!と思っていても、私一人では限界があるので、直子さんも巻き込んで、ウェブサイトを作ることにしました。幸い、直子さんも乗ってくれ、企画から半年経って、ようやく開設までこぎつけました。
先のことは、まだわかりませんが、少なくとも1年くらいは続けるつもりなので、ご意見、コメントなどいただければ、幸いです。桝山のメアドは、”kuropandaドットjpアットマークgmailドットcom”です。長い前書きですいません…。(2010年12月06日 桝山寛)
主催しているWebサイト:
The man behind Cornelius(コーネリアスのプログラマ・エンジニア、美島さんを徹底取材)
オオズの魔法使い(愛媛県でのアートプロジェクト)
*本サイトで使われている写真は、特記が無い限り桝山寛撮影によるものです、再利用はご遠慮ください。
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