サイト管理人のマスヤマです。私が海外に行くとき、仮に行き先がよく知っている街であっても、必ず持参するガイドブックがあります。”LUXE City Guides”といって、日本では”リュクス”というフランス語読みが、女性誌でよく使われますが、英語読みだと”ラクゼ”です。ここでは、日本でなじみがある”リュクス”にしておきます。”リュクス・シティガイド”。
なんといっても、その最大の特徴は、小さくて軽いこと。本ではなく、折れにくい硬めの紙をジャバラに折りたたんだ”パンフレット”というイメージです。たたむと15cm x 7.5cmで、iPhoneを1.2倍くらい大きくした程度、長めのサイフよりは小さいです。
広げると90cmを超えますが、うまく折られているので、一般の本のように、ページ毎に”繰って”読むことができます。女性が小さめのハンドバッグにでも、気軽に入れられるサイズと、シンプルでスタイリッシュな外観デザイン。そして、中身もユニークで、100%文字のみ。日本では一般的な、カラー写真や詳細な地図が満載の、情報量で勝負!な都市ガイド、旅行ガイドの対極、とでもいえばよいでしょうか。
世界各地、30数の都市別に出されている。リュクス・シティガイド。英語・伊語版のみ。
リュクスの文字部分をA4の紙にプリントアウトしたら、おそらく数ページで終わってしまう程度の情報量ですが、今までに世界で100万部以上が売れ、英タイムズ紙では”世界でもっともクールな旅行ガイド出版社”とまで、絶賛されています。
その理由は、情報が”リュクス”な読者に向けて厳選されていること。リュクスは、もともと”贅沢”という意味(英語だとラグジュアリー)ですが、単に高価であればよいということではなく、”物質的な贅沢さというよりは、心の余裕を感じさせる豊さ”というニュアンスが強いようです(Yahoo!辞書より)。
基本は、旅行者のための都市ガイドですから、街の概要、空港から市街地への行き方から始まり、宿泊、飲食、交通、ショッピングについての具体的情報が、コンパクトに詰め込まれています。
そして、すべてのリュクス・シティガイドの最後のページには”LUXE Loves”と”LUXE loathes”という見出しで、”編集部のお気に入り(loves)”と”ここがちょっとキビしい(loathes)”が列挙されています。
これをイメージしつつ、我々のサイトでも、色々な人の”イタリア各都市・ここが好き”&”ここが今イチ”を載せていこうと考えました。まずは、本サイトを共同運営している、ローマ在住歴約10年(現在は京都在住)の岡田直子さんから…(桝山寛)。
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