2010年10月02日 大井町のauidio music bar Onpaにて、”コーネリアスを、24bit 96Khz音源で聴くDJイベント”を開催しました。選曲は、もちろん美島さん。
来場者には、DJやミュージシャンなど、音楽関係者はもちろん、オーディオ誌の編集者氏や、なんとコーネリアスのマネージメント事務所の、O社長さんまで(半分偶然w)。定員いっぱいの11名様、参加いただきました。
24/96というのは、簡単にいえばCDクオリティ(16bit 44kHz)をはるかに凌駕する音質のスペックです。録音するときは、24/96で録ることが多いですが、CDにするとき音質が劣化してしまうのです。つまり、一般のリスナーは、ほとんどこの”オリジナル音質”を聴くことはできない。最近は、ネットで、少しだけ24/96のものも、配信が始まってますが…。24/96については、ここに詳しく載ってます。なお、24/96サウンドを聴くためには、PC+24/96対応のインターフェイス(コンバータ)が必要です。
で、美島さんは小山田さんと一緒に、ずーっと作ってるわけですから、スタジオでは当然、その音質で、何百回と聴いています。しかし、このOnpaというお店は、マッキントッシュ(アップルのコンピュータとは無関係)のパワーアンプや、JBLのスピーカーなど、いわゆる超高級オーディオが揃っていて(ケーブルやDAコンバータだけでも数十万円!)、普通のCDやアナログをかけても音質がムチャクチャいいわけです。
さて、ここからが、オーディオに詳しくないとわかりづらい所ですが、”スタジオでの音”も、もちろん、音質が悪いわけではありません。ただ、スタジオに置かれているスピーカーというのは、”音のチェック”が目的で造られているので、”聴いていて気持ちイイ”というのとは、ちょっと違います。クセを排除して、録音された音のデータを、なるべくそのまま再現し、アラを見つけやすくするとでも言えばいいでしょうか。映像でも、解像度が高く輝度を上げると、映ったもの全てが”見え過ぎて”しまうという感覚がありますが、似たようなことです。美島さんなどのプロは、スタジオ用のモニターで音楽を聴き続けると、”聴き疲れする”と表現します。
一方、Onpaのオーディオ・システムは、オーナーのIさんの趣味的な部分もあるでしょうが、簡単にいうと”音楽を気持よく聴く”ために選ばれ、セッティングされています。ロックやポップスだけではなく、クラシックばかりをかける営業日もあるそうで、私も色んなジャンルを聴かせてもらいましたが、普段聴いている音とは、まったくレベルが違う音質に、毎回感動させられます。
美島さんも、以前、一度Onpaで”Sensuous"の24/96のファイルを聴いたことがあり、制作者自身ながら”スゴい”を連発していました。そして、今回、他ではあまり聴く機会が無いコーネリアス制作のCMやサウンドロゴ、リミックスものなどを含め、美島さんご自身が編集した音を、またOnpaで聴いてみよう、ということになったのでした。音のスゴさは伝わらないですが、写真を少し…。
ミキサーの前が似合うw、美島さん。手前に見えるCDは、お店のもので、これをかけたわけではありません。
左は”Onpa"のオーナー、Iさん。朝はサーフィン、昼は医療関係のお仕事、夜はお店と、超多忙!
参加者の皆さんからのツイートを、いくつか引用しておきます。
@MASU_YAMA さん @separate_stem さん、オンパさん、すんごい企画をありがとうございましたー!
@MASU_YAMA @separate_stem 今日は楽しい時間をありがとうございました!ほくほくした気持ちで家路につきます。また企画してください♪( ´▽`)
@MASU_YAMA イベントお疲れ様でした♪脳みそパンクしそうなくらい面白かったです。
music が激ヤバでした、帰ってこれなくなりそーでした RT @MASU_YAMA: 毎回、シラフなのに、遠い所に連れていかれますw。また違う企画考えます。
きのうの大井町ONPAのイベントは楽しかったです。24/96でコーネリアスを聴く。自分は毎回の参加はちと無理かとは思いますが、25人ぐらいのああいう会は、ぜひ継続してやってください
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希望者が多く、美島さんの気が向けばw、またやるかもしれませんー。希望者はTwitterでMASU_YAMAまでメンションをっ。